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カタツムリの交尾、そして産卵から孵化まで

我が家ではカタツムリを飼育しています(世話係は妻)。これが何度も交尾をして産卵を繰り返し、今や数十匹の子カタツムリが生まれております。 今回、交尾中の撮影に成功しましたので、公開することにしました。みなさん、普段は滅多に見ることがないであろうカタツムリの交尾を どうぞお楽しみください。


飼育ケース ←このようなカブトムシ用のケースに入れて飼っています。手前の大きなケースにヒダリマキマイマイの成体が2匹、 その奥の緑のフタのケースにミスジマイマイの成体が3匹、その上の小さなケースに数十匹の子カタツムリがいます。 エサは主にレタス、ニンジンなどの野菜や、カルシウム摂取用の卵の殻です。



●カタツムリの入手から交尾にいたるまでの経緯

まず最初に、なぜ我が家でカタツムリを飼育することになったのかを説明します。

妻が埼玉のバイト先から持ち帰ったバラの鉢植えに小さなカタツムリがついていました。虫がたかって死にそうだったので、 それをきれいにして飼うようになりました。その後カタツムリの頭部に変なコブができ、心配になったのでネットで調べたところ、 どうやら発情のサインのようでした。そこでお婿?お嫁?になりそうなカタツムリを探すことにしたのですが、なかなかいません。 そのことを鎌倉在住の知人に話すと、その人の家の庭に手頃なカタツムリがいるとのこと。さっそく捕獲してもらい、我が家まで届けてもらいました。

これでめでたくご成婚かと思ったのですが、そう簡単にはいきませんでした。実は我が家のカタツムリはヒダリマキマイマイという種類なのですが、 いただいたのはミスジマイマイという別の種類のカタツムリだったのです。姿かたちは似ていても、種が違うとダメなのですね。 いつまでたってもカップルになる様子はありませんでした。我が家の周囲は山林なので、出かけるたびに注意してカタツムリがいないかどうか探してみましたが、 どうやら鎌倉・逗子・葉山周辺はミスジマイマイの勢力が強いらしく、ヒダリマキマイマイは全然見つからなかったのです。

半ば諦めかけていたころ、外出でバス停に向かう途中で、アスファルトの道の上にヒダリマキマイマイが落ちているのを偶然発見しました。 道の真ん中に落ちていたので、生きているのかどうかは不明です。殻の入口は紙蓋のようなもので目張りされていました(これはカタツムリが乾燥から身を守るために 自分で張る膜です)。 さっそく持ち帰り、霧吹きをかけておくと、しばらくして息を吹き返しました。そして先住のカタツムリと同じケースに入れておいたところ、 数日後に交尾を始めたのです!



●カタツムリの交尾についての予備知識

カタツムリは人間や他の一般的な動物、昆虫などと違って、オス・メスの区別がありません。いわゆる雌雄同体で、お互いが精子のやりとりをするそうです。




では珍しいカタツムリの交尾の様子をとくとご覧ください。

※ただし人によってはグロいと感じるかもしれませんので、ご注意ください。

 



 










交尾1 接近する2匹のカタツムリ。  両者、明確に色が違いますので、仮に左側の黒っぽいほうを「クロ」、右の白っぽいほうを「シロ」と呼ぶことにします。 シロが先住カタツムリ、クロがあとから拾ったカタツムリです。

 



 


交尾2 ハイ、みなさん見えますか? 交尾が始まりました。

 



 


交尾2拡大 上の写真を拡大したもの。クロ、シロ、それぞれの目の下から伸びている細長い物体が生殖器です。 そう、カタツムリの生殖器はこんなところについてるんですねー。そしてそれをお互いの体に挿入し合っています。 ベトベトの液体がいつもより多く出ているような気がします。

 


交尾3 お互いがどんどん近付いていきます。その間、クロはくちをパクパクさせていました。 どんなふうにパクパクしているかというと・・・・・

 



 


クロ 口パク こんな感じです。どうです? 気持ち悪いでしょうか。

 


交尾4 ついにべったりとくっついたクロとシロ。

 


交尾5 引いて見るとこんな感じです。交尾の時間はすごく長いです。普段の動作ものろいですが交尾ものろい! ずーっとくっついてます。

 


交尾6 交尾の終盤。既にクロから生殖器は出ておらず、シロからのモノだけがクロに突っ込まれている状態。 シロの目をよく見ると、クロのほうをしっかりと見つめているのがわかります。何かを訴えかけようとしているのか・・・・。

 



 










卵 変わってこちらは交尾後に生んだ卵。交尾終了後、すかさず泥を詰めたビンを置いておくと、その中に入って 卵を生みます。



卵2 卵の拡大写真。



子カタツムリ1 そして孵化したたくさんの子カタツムリ。こちらは孵化してから既にだいぶ経っていますので、成長の度合に かなり差がでてきています。



子カタツムリ2 こちらは比較的大きな子カタツムリですが、手前の鶏卵の殻や右に立てかけた小松菜から、その小ささが わかると思います。



子カタツムリ2 カルシウム摂取用に置いた卵の殻の上を這う大きめの子カタツムリに、小さな子カタツムリが乗っかっています。







いかがでしたでしょうか? 都会ではカタツムリそのものを見かける機会も少なくなり、ましてや交尾中のカタツムリなど田舎でもあまり見ることがないので、 珍しかったと思います。ご質問、ご感想などありましたら mr_ginga@yahoo.co.jp までお願いします。




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